箔押し加工

小倉城 プレミアム御城印 × 箔押し

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近年、日本国内のお城を訪れた際に購入できる『御城印』がたいへん人気です。

配布枚数に限りのある限定御城印には、それを求めて長蛇の列ができるほどの人気です。

今回ご依頼いただきました小倉城の御城印も数量限定のプレミアムなものです。

 

背景は小倉城天守閣のシンボルである『迎え虎』を艶のあるゴールドの箔押し。

揮毫は世界を舞台に活躍しておられる芸術家、書家の杉田廣貴氏。

杉田氏は小倉城公認アンバサダーとして活躍されています。

杉田氏によるダイナミックな書を艶を消した黒の箔押しで墨のイメージに仕上げました。

デザインディレクションは美術家の大森和枝氏が担当されています。

迎え虎の鋭い眼光と杉田氏の芸術的な書が見る人を釘付けにする圧倒的なインパクトのある御城印が出来上がりました。

箔押し加工にしかできない表現がアーティストの創造力によって引出されています。

 

今回ご依頼いただいた御城印は、約120mm×180mmの全面にベタ(塗りつぶし)加工、かつ虎の繊細な模様を抜き加工、更に別の箔を重ね押しという箔押し印刷では最も難しい技法をご依頼いただきました。

ベタ面積が200c㎡を超える、箔押し印刷ではとてつもなく大きな面積へのベタ加工は温度や圧力が完璧に、かつ均等に加わるよう詳細な設定が必要であるため、熟練された職人でも最初のセットに何時間もかかる程の難しさです。

そのため、一般的に箔押しではベタの面積が大きいほど重厚感、高級感が増し、デザインが映えますが、加工を断られることがほとんどです。

ハクライムではこのように『他社では断られた』という加工も数多くご依頼いただいております。

『こだわりのデザインを箔押しにしたかったが、諦めてしまった』

などのお客様は、ぜひ一度ご相談ください。

 

なお、次回は小倉城のプレミアム御城印、待望の新作『送り虎』をご紹介いたします。

こちらも『モノづくりの街、北九州』らしい素晴らしい御城印です。

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